ブラックな施設は要注意
家庭と仕事の両立を実現する上では様々な障害があります。その中でも職場がブラックか否かは最たるものではないでしょうか。法律を守っていない業務の強要や違法な労使関係を強要してくるブラック企業という言葉はすでに一般的な言葉となっています。もしあなたの勤務する施設が何かしらのブラックな要素を持っているのであれば家庭との両立のため、ひいては自身と家族の将来のためにも転職を考えた方が良いでしょう。代表的なブラックな施設の事例には以下のようなものがあります。
サービス残業の強要
まずブラックな施設の代表格としてあげられるのが、36協定を守らないような異常な量の残業の強要やサービス残業の強要です。人には月にどの程度まで残業してもやっていけるのかという目安があります。その基準を無視して過度に働いてしまっては、大げさではなく命に関わる場合もあるのです。また残業が発生したにもかかわらずその分の賃金が支払われないというのは絶対にあってはいけません。
異様な罰金制度
またこれもよくあるブラックな施設の特徴として、異様な罰金制度があります。例えば遅刻や何かしらのミスをしたらその分罰金を払うという制度です。もちろん有給休暇の分を超えて遅刻があった場合などは、その分が給与から差し引かれるのは当然のことになります。しかしブラックな場合は欠勤があれば1万円、遅刻があれば1000円というふうに給与から差し引く以前に罰金として徴収するのです。このような必要以上の減給や罰金は労働基準法に照らし合わせても違法になります。
有給が認められない
何か事情があって有給申請をしたとしてもそれが認められないということもブラックな施設の特徴の1つです。確かに仕事の繁忙期などであれば、職場としては少し考え直して欲しいという場合もあるでしょうが、有給自体は認められた権利です。また有給は取得の理由によって可否を決めてはいけないとされています。子どもの学校のことなどもあるでしょうし、有給があまりに取りづらい職場では家庭との両立が難しくなってしまいます。
業務時間外の連絡業務の発生
また業務時間外の無給業務の発生にも気をつけましょう。例えば介護関連の仕事であれば、業務時間外にサービス利用者の方への連絡を行うことや備品などのおつかいをさせたりしてはいけません。もしこうしたことが頻繁に続くのであれば賃金を請求するべき行為になります。それに土日などの休みに頻繁に上司から仕事のことで連絡が来るのは参ってしまうものです。毅然として抵抗しましょう。
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